ウポポとは?
「ウポポ」とはアイヌ語です。
アイヌの伝承民謡の一つで、室内などで労働をしたり、儀式を行ったりするときに、輪になって座りながら女性たちによって歌われるものです。
その伝承民謡も、輪になって座って歌うという行為自体も、両方をさす総称です。
アイヌの伝承民謡は一度しか聞いたことがありませんし、そのときに聞いた「ウポポ」の曲の意味も忘れてしまいましが、何故か「うぽぽ」という響きがとっても気に入ってしまいました。
それで、北海道に転居して始めてワンコを迎えたとき、つけた名前が「ウポポ」でした。
その後、オイリュトミーの体験講座に参加した折に、人間が音楽や音をどのように聴いているのかを、講師の先生からお聞きすることができました。
音が鳴ったとき、その音は
①最初に人間の背骨を打つのだそうです。
次に②背骨の中でポンポンと響き渡り、
③耳から脳に伝わり、
④どんな音か認識する。
という一連の流れを、一瞬にして聴いているそうです。
なので、人間は音楽もどんな音も、背骨をとおして聴いているのだそうです。
「うぽぽ」という響きはそのまんまを表していると感嘆しました。そして益々好きになりました。
「人生の日々を音楽を聴くように、歌うように生きていきたい」
そんな思いを込めた名前です。