「音楽とはなんだと思いますか?」ある人からそんな質問を受けました。
こんな質問って、人それぞれに違う答えが返ってくるように思うのですが、とても鋭い波動と切実さが伝わってきたので、ドギマギしてしまいました。
嬉しいこと、悲しみ、戦意発揚、癒しなど、その時の気分で聴きたい音楽は違うし…。不意に心をほっこりさせてくれる歌から、荘厳な交響曲など色々あるけどそれはなんだろう? これは音楽を聴く立場の私が考えていること。では、音楽をつくる立場で考えてみると。
この世界に存在するものには波動があります。人工的な物質、自然の造形物、生き物、思考、感情、その他諸々の全てのものには固有の周波数(波動)があると言われています。それぞれの発している波動を組み合わせて、可聴領域の芸術として表現されたものとでも言いましょうか。どうも、ますます難しくなってしまいますが、音楽家がこの世界から受け取ったお気に入りの波動の世界を、音や言葉に映し取った作品とでもいうのでしょうか。なかなか素敵な言葉では表現できません。
「最近聴く曲はわりと決まっていて、昔ほどいろんな曲を聴いていないな」と思いながらYouTubeを見ていると玉置浩二さんの『行かないで』という曲が目の前に出てきました。
同年代の方なので懐かしさもあり聞いてみると、心が揺さぶられて涙が溢れてきてしまいました。曲も素晴らしいし、なんといっても玉置さんの圧倒的な歌唱力と感情表現にやられてしまいました❣️
不思議なのは今世の私の人生では「命を懸けた辛い別離」の経験はないのに、この曲に表現されている「どうしようもない別離」のような痛みを魂が感じていると思ったのです。幾度もの輪廻転生の中での辛い別れ、哀しみ、痛み、怒りの感情の記憶を私の魂は握りしめていたようです‼️
今『行かないで』を聴くことができて本当にありがたいと思います。いくつもの転生で魂に刻み込まれた想いを、涙とともに手放すことができたように思うのです。音楽って素晴らしい❣️
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